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【屈折矯正】ICL

屈折矯正
ICL

中村 友昭

屈折矯正
ICL

眼科専門医中村 友昭

名古屋アイクリニック 院長

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは

角膜を削らない視力矯正法として、レーシックが登場した1990年代よりも前に開発が始まっていた歴史ある治療法です。ICLは、眼球の中、虹彩と水晶体とのわずかな隙間に小さく折りたたまれたレンズを入れ、視力を矯正します。矯正できる度数の範囲はとても広く、強い近視や乱視の方(遠視も可能)にも適しています。

ICLで使われるレンズの素材

眼球の中に入れるレンズは、従来からの眼内レンズ素材(アクリル)とコラーゲンを合わせた親和性の高い素材、「コラマー」で出来ており、ソフトコンタクトのように柔らかく、無色透明です。有害な紫外線をカットし、経年変化で汚れたりくもったり破れることはありません。つまり、半永久的に使用可能な優れたレンズです。

ICLで使われるレンズの素材
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ICLで使われるレンズの素材

ICL手術の流れ

点眼麻酔の後、周辺の角膜を3mm程度切開します。その部位から専用のインジェクター(筒)の中に折りたたんだICLをゆっくり丁寧に目の中に挿入します。通常片眼10分程度で終了し、手術中に強い痛みを感じることはありません。術後は2時間ほど院内で休憩を取ったのち、帰宅していただきます。

ICLのメリット

レンズを取り出せるから安心
ICLは、レンズを目の中に入れることで視力を矯正する「足し算」の治療法です。レーシックのように一度削った(引き算)角膜を元に戻すことはできませんが、ICLの場合、万が一、不具合が生じた場合、レンズを取り出せば目は元の状態に戻すことが可能です。
ケアフリーだから便利
術後、一定期間の定期検診(通常は1年間)を受けていただくだけで、コンタクトレンズのようにレンズを洗浄したり交換するなどのメンテナンスは不要です。
幅広い範囲の近視・乱視に対応
レーシックの適応にならない強度の近視や角膜が薄い方、角膜に不正な乱視がある方にも、ICLは適応の可能性があります。
ドライアイの原因になりにくい
レーシック術後のドライアイの原因のひとつに、手術により角膜の表面にある知覚神経(三叉神経)を傷つけることが報告されていますが、ICLの手術は切開創が3ミリと非常に小さいため、ドライアイになる可能性は極めて低く安心です。
ライセンスを取得した執刀医のみが手術を行うから安心
資格不要のレーシック手術と違い、ICLは認定を受けた執刀医が行います。ICLの認定には、講習を受講し、インストラクター医師の立会いのもとで手術を行い、技術を認められなければなりません。

ICLの適応年齢

原則として、21歳(日本眼科学会のガイドラインでは18歳)から45歳までの方となりますが、老眼に対しご理解がある場合は、45歳以上の方でもICLを受けることができます。術後に安定した視力を得るためには、過去1年間の近視の度数が変化していないことが適応の条件となります。

ICLのデメリット

ICL治療は、安全で確立された治療法ですが、リスクがないわけではありません。ICLを検討されている方で、質問や心配があればICL認定医のいるクリニックでよく相談してください。

夜間のハロー・グレア
夜間に多く見られる現象で、光の周辺に傘がかかったように見えたり(ハロー)、滲みがあるように見えたり(グレア)することがあります。特にICL後に生じるのはハローですが、ほとんどの方は術後3ヶ月程度であまり気にならなくなることが多いです。
感染症のリスク
術後、非常に稀(1/6000)ですが、感染症により治癒が遅れたり、重度の場合は目に重篤な悪影響を与える場合があります。感染症のリスクを低減するため、術後は一定期間、洗髪やアイメイクを控え、保護用の眼鏡を使用してください。
水晶体への影響
ICLは水晶体に近い場所に設置されるため水晶体への影響が出ることにより、水晶体が白濁し、白内障になる可能性があります。しかし、近年はレンズの中心に貫通孔を開けたレンズが開発されたため、白内障のリスクがかなり軽減しました。
ICLのサイズの不適合
ICLは4つのサイズがあり、角膜の大きさによって使い分けるのが一般的です。サイズが合わないと前述した白内障のリスクや、術後に眼圧が上がる可能性があります。当グループでは、以前からICLサイズについて様々研究を行っており、眼科の一流雑誌にその最適化方法を報告しています(Nakamura T. et al. Am J Ophthalmol. 2018)。この結果、現在では前眼部OCTという目の断層撮影が出来る器機で眼内のサイズを測定し、正確に患者さんに合ったサイズを測定できるようになっています。
  • ICLの適応年齢ICLの適応年齢
  • ICLの適応年齢ICLの適応年齢

中京グループの医療機関

ICL治療が受けられる医療機関

眼科専門医 中村 友昭
眼科専門医
中村 友昭
ICLは、これからの視力矯正のスタンダードになりうる治療法です。日本国内でも施術数は飛躍的に増加している昨今、各クリニックで価格競争になってしまうことを懸念しています。ICLは自由診療ですので、安い買い物ではありません。そのため、少しでも安価なクリニックを探す方は多いと思いますが、ご自身の大事な目にメスを入れる治療です。ICLのメリット、デメリットを十分に理解され、納得できるまで医師と話し合い、後悔のない選択をしていただけることを切に願っています。

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